2018/04/30 05:38

こんにちは

最近、九州方面に旅に出たら家に帰る隙がなく

一週間以上のネカフェ生活を敢行しました

NATU/ZwölFです。


更新頻度が遅くてすみません。口下手なもので……


更新が滞っている間にいろいろありました。


キャッセン大船渡のイベントに遊びにいって酔いつぶれて、一週間禁酒宣言したり

熊本へいく前に博多にいって、何故か髪を切りメガネをつくり靴を買い財布を買ったり

熊本へいって、GAMADASE熊本で何度も号泣したり

広島でおばあちゃんに美味しいご飯をつくってもらったり

広島に入院している、熊本のおばさんの病気に向き合って、自分の無力さを痛感したり


帰り際仕事が押してて急いでて、おばあちゃんに悪いことをしてしまって

後悔で泣きそうで

次の日電話で話して

ぎこちないけど謝って。

やっぱりおばあちゃんが大好きだ。


誰にでも大切な人がいます。

私にも。

離れていても、一人ぼっちでも、心のどこかに大切な人がいて、時折思い返しながら日々を過ごしています。



2018.03.11

いわき市の南台に、双葉にお住まいだった方が避難生活をされている、応急仮設住宅があります。



ここは駅からかなり離れたところにあります。

確か片道で8kmほどありました。


こちらは12日に徒歩で行った際途中で見とれてしまった花。


さて、3.11の節目を迎えるこの日。

南台にて、SONG OF THE EARTHが開催されました。


LOVE FOR NIPPONさん主催のこのイベント。

そこにブースを出店されるSxOxUさんの「Fight Back」ブースのお手伝いをさせていただけることになっておりまして、当日の朝は郡山からの始発で現地入り。


南台までは最寄駅からSxOxUさんに車で乗せていっていただけました。


SxOxUさんの行なっている活動「Fight Back」は、For The Mission Projectを起こすきっかけというか、参考にさせていただいたというか。


Fight Backさんは、オリジナルデザインのものを手彫りでプリントした衣類等を販売、経費を除いた額を被災地域等のために使ったり募金していて

私もそこからインスピレーションをうけて活動しています。


そんなFight Backさんのブースをお手伝いさせていただけるという、非常に光栄なお話をいただき、本当に嬉しかったです。


当日は、私と、わかなさん&ご両親の4名でSxOxUさんをお手伝いすることになりました。


朝、まず苦労したのがこのテントの組み立て。

SxOxUさんと2人、頭を抱え
ああでもないこうでもない、、とブツブツ呟きながら苦戦していたら、
見かねた他のブースの方が助言をくださり、なんとか完成。


休む間も無く、ブースのセッティングに移ります。

オリジナル飾りボード作り体験。
あらかじめ用意されたカードに好きなように色を塗ったりシールを貼ったり。
フレームも好きな種類のものにタイルやシールで飾り付けをできます。

見本の右側の写真たてのデザインは、今回お手伝いを一緒にした、わかなさんのデザイン!!


こちらはオリジナルバッグ作り体験。
トートや巾着など、あらかじめプリントされたものに、カラーペンをつかって塗り、自分だけのバッグを作れます。

写真の右側のは、オリジナルフレーム作りのフレームバリエーション。


ペンに色鉛筆、ステッカー、タイル
どれも豊富に準備万端!
これだけのものを用意されたSxOxUさん、すごい…。


それから写真を撮り忘れましたが!笑
当て物、くじ引きもあります。

これが当日子どもたちに大人気で、SxOxUさんが途中景品の買い出しに、私たちもクジをリサイクルしたりの大盛況でした。

キティちゃんとミニオンズの二種類から選べ、かなり豪華なおもちゃや文房具がずらり。

昔よくあそんだプラスチック製竹とんぼもあり、
小さい頃駄菓子屋に売ってたようなおもちゃに懐かしさを隠せず、一人盛り上がってしまいました。




被災地支援 Fight Back

心の平和 ワークショップ


セッティング完了!

わかなさんご一家と無事合流し、簡単な段取りを話し合った後、開場前ながら人も集まり始めていたので、和やかにスタート。


記念すべきお客さん第一号は、東北ライブハウス大作戦の前掛けを巻いたお兄さんと御一行。

楽しく会話をさせてもらいながらブースを紹介していると、何やら異様な気配が…。


会場のざわめき…この雰囲気は…。


man with a mission

トーキョー・タナカさん?!


ナンデイルノ感半端ない。

この人、きてくれる人だとはわかっていたけど時間も時間だったし。


前日チャンネルスクエアさんでDJとして楽しませてくれたタナカさん。

11日は、いわき駅近くのライブハウスで行われるDJイベントに参加するということでしたが、

その前に南台に寄ってくださいました。


会場の方と握手を交わしたり、サインを書いたり、写真を撮ったり

短い間でしたが優しくみんなに接してくださいまして

会場内はとても暖かい雰囲気に包まれていました。



さて、いよいよイベントスタート。

駅からはお客さんのために、東北ライブハウス大作戦バスをはじめ、LOVE FOR NIPPONさんがシャトルバスを用意してくださいました。


最初は人がどれくらいくるのか心配でした。天気もやや曇天気味。

しかしバスがくるたび、

たくさんのお客さんが降りてきて

あっという間にたくさんの人で溢れます。


人のざわめき、とりわけ笑い声の入った音がわたしは大好きです。


ステージからはアーティストさんの軽快な音楽。

やや肌寒かった会場も、谷本さんの歌に合わせて

みんなで振り付けを覚えて踊ったら、すぐに身体もポカポカ。

弁当の歌、歌われたらお腹も空きます。


食べ物のブースもあり、早速カレーのテントは人が並びましたね。


ゆったりとした時間と空気の中

イベントはゆるやかに進行していきました。

みんなが持ち歩くトレーや向かいのカレーの香りで私たちまで腹ペコに笑



お昼頃、政府の追悼式の中継を見て、

3.11 地震発生時刻には、みんなで黙祷をしました。

それぞれが、それぞれの場所で迎えたこの時間。

あの始まりの点からずっと、今日まで生きてきたこと。


自分の気持ちをどう表現しようにも、薄っぺらくなっちゃうので

このまま淡々といきます。

夕方に近づくと、昼間の雲はどこへやら。


JUNEさんの想いをみんなで聴きます。

キャンドルの灯りで照らされたステージの、写真撮影タイム。(?)



ブースのみんなで撮った一枚。

見るたびに、勇気をくれる。

宝物です。



この日感じたあたたかさや、寂しさ。

人として持ちうる感情、つまり人間らしさが

ひたひたと身にしみる時の中で


言葉にしたいことは数知れません。

だけど今回はあえてしません。


届けたい人に届けばいいかなって。

きっと直接話せるとき、再開できるときがあると思うので。

そう望んでいます。


ずっと、悩んでました。

このブログの記事は、いつまでも書き終えられませんでした。

ただ、誰かに「こんなことがあってね」と、活動をおこすきっかけになってほしくて。

だから私が誰かに直接伝えたい気持ちは、いらないですよね。


だから、あったことを淡々と綴っただけですが、今回はここまでにしておきます。


最後に一つ、皆様へ。


2011.3.11


私はあのとき中学生だった。

人生で初めて体感した大地震だった。

窓ガラスが割れて、それでも


学校の先生が守ってくれた。


それまでに大災害を経験した人らが、身体を張って守ってくれた。



私は、思うのです。

きっと乗り越えられる。

人はこのすべてを無駄にすることなく、次へと繋げなくてはいけない。


いつか訪れる「いつか」


自分の頭の中で、シュミレーションしてみてほしいんです。


いつも使う駅、スーパー、道、家。


「いつか」が5秒後に起こったときに

自分を守って

そして子どもたち未来を守れるように。



この記事が、皆様の何か心を動かすきっかけとなれば、幸いです。


2018/03〜05執筆

NATU/ZwölF